MM総研は6月20日、MVNO市場の2018年3月末実績を発表しました。
格安SIMのシェアは下図の通りとなりました。
◆ 2018年3月末:格安SIM 利用者シェア順位
第1位:楽天モバイル
第2位:IIJmio
第3位:OCNモバイルONE
第4位:UQモバイル
格安SIMの回線契約数は1000万を越えました。2018年3月末で1082.8万回線です。
しかし、格安SIM事業者の成長は鈍化している状況です。
17年3月末の5.0%から1.4ポイント増加した。16年3月末から17年3月末では1.6ポイント増加しており、成長は鈍化したと言える。
主な要因は、大手キャリアとサブブランドの攻勢である。NTTドコモでは指定端末購入で月額料金を毎月1,500円値引きする「docomo with」を提供。KDDIでは使用したデータ量により料金が変動する従量課金タイプの「auピタットプラン」が好調だ。また、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileは、格安スマホと銘打ちMVNOに好意的なユーザー層を狙い、獲得を進めた。
2018年3月末時点の携帯電話(3GおよびLTE)契約数は1億6,870.5万回線であり、
格安SIMの回線契約数は、携帯電話市場全体からみると構成比で6.4%にしかすぎません。
しかし、今後はIoT用途の需要からシェア拡大が期待されています。