IT専門調査会社である「 IDC Japan 」は日本国内のSDN市場に関するベンダーシェアを発表しました。結果は1位 VMware、2位 Cisco、3位 NECであり、この3社が突出している結果となりました。
Source:https://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20180816Apr.html
この調査では、ソフトウェアライセンスとして提供されるNVO(Network Virtualization Overlay)ソフトウェアと、SDNコントローラーアプライアンスに分けて分析しています。
NVOソフトウェア市場ではVMwareが70%以上のシェアであり圧勝です。VMwareの勝因をIDCは以下の3点と分析されています。
・ 強固なサーバー仮想化の顧客基盤
・ データセンター自動化の過程への適切な位置付け
・ マイクロセグメンテーションという武器
SDNコントローラーアプライアンス市場では、CiscoとNECがシェアを分けているような状況ですが、Ciscoの場合はデータセンターSDNのCisco ACIが成長を牽引しているようです。一方NECの場合は企業ネットワークを中心にマルチテナントネットワーク仮想化や、セキュリティ防御を得意領域としたSDNソリューションでシェアを拡大してきました。
NECは次世代工場ネットワークソリューションなどで着実に実績を積み重ねています。
◆ NEC SDNによる次世代工場ネットワーク
◆ Cisco ACIの国内導入事例