2019年のiPhoneは薄型&軽量化?サムスンのタッチ一体型OLED採用のうわさ
アップルが新たなタイプのディスプレイパネル技術を採用して、2019年の新型iPhoneモデルのうち少なくとも1つを薄く軽量化する予定、との噂が報じられています。
韓国ETNewsが得たサプライチェーンからの情報によると、アップルは従来のiPhoneの画面とは構造が異なるタッチ一体型フレキシブルOLEDパネルの採用を決めたとのこと。OLEDスクリーンにタッチ機能を統合することで、デバイスの薄型・軽量化が実現されると伝えられています。
ETNewsによると、新たに採用されるのはサムスンディスプレイが製造するY-OCTAという技術を採用した、タッチパネル一体型のフレキシブルOLEDパネル。アップルはこの開発と製造を依頼し、サムスンディスプレイは関連企業とのパートナーシップを締結し関連部品と素材の開発を始めたとされています。
このY-OCTAという技術は、実は既にサムスン電子のGalaxy SシリーズやGALAXY Noteシリーズなどに採用されているもの。当初はサムスン電子のデバイスにのみ供給されていましたが、今年6月には供給制限が解除され、サムスン以外の企業としてはOppo Find Xに初めて提供されたことが報じられていました。
https://japanese.engadget.com/2018/12/13/2019-iphone-oled/
先日、野村證券アナリストの予測として「2019年iPhoneに見た目とサイズの変更はない」とありましたから、現時点で大きく以下の4点が変更点となる可能性があります。
1. チップやカメラなどの既存ハードウェアの性能アップ
2. USB-Cの採用
3. AR(拡張現実)機能の追加
4. 一部のモデルでY-OCTAの採用
◆ 2019年のiPhoneに見た目やサイズの変更はない」と野村證券アナリストが予測。販売台数はさらに減少?
2018年のiPhone最新モデルが販売不振と囁かれていることもあり、早くも2019年のiPhoneに期待をかける動きもあります。そんななか、来年のiPhoneに見た目やサイズの変更はなく、販売台数も減少するとの予測が報じられています。
野村證券で中国の大手携帯キャリアの分析を専門とするアナリストのAnne Lee氏は、来年はアップルがこれまで2年毎に行ってきたフォームファクタ(本体とディスプレイのサイズ)の変更は起こらないと、顧客向け研究レポートで述べているとのこと。
「2019年後半にリリースされる3つの新型iPhoneは、2018年のiPhone XR、XS、XS Maxと同じフォームファクタを持ち、いくつかのAR(拡張現実)機能が追加されていると思われます」
そうした「限られた変更」の可能性をもとに、iPhoneの販売台数は2018年度の2億1300万台から2019年度には2億400万台に減少し、2020年度にはさらに2億台へと落ち込むとされています。
では、2019年のiPhoneはどういう位置づけかといえば、Lee氏によれば2020年に予測される5G(次世代移動通信)対応モデルの準備段階になるとのこと。
https://japanese.engadget.com/2018/12/09/2019-iphone/
2019年から3キャリアでは「通信料金」と「端末代金」が分離となる可能性がありますから、2019年iPhoneが「5G対応もなし」「ノッチあり」「変更点は上記だけ」でも「10万円以上」となった場合、2019年iPhoneは「日本で最も売れないiPhone」になる可能性があります。
しかし、Appleさんは何かしてくれると個人的には期待しています。例えば「iPhone SE2」や「ファブレット」の発売です。その他、電話機能付きの iPad mini 5 など何か画期的なことをしてくれることを期待しています。