4キャリアの基地局:4G・5Gの国内系、欧州系、韓国系、中国系シェア、ノキアが強い

ちょうど一年前の2018年7月に公開された、NTTドコモ、KDDI、Softbankが採用する無線機ベンダーは以下のようになっていました。

・ NTTドコモ:国内系・欧州系 無線機ベンダー採用(富士通、NEC、ノキア)

・ KDDI au:韓国系・欧州系 無線機ベンダー採用(サムスン、ノキア、エリクソン)

・ Softbank:中国系・欧州系 無線機ベンダー採用(Huawei、ZTE、ノキア、エリクソン)

Source:http://www.mca.co.jp/info/5g-report-2018-release/

5Gのインフラについては「推定」でしたが、その後に米中貿易摩擦の過程でファーウェイ製品に対する厳しい米国の意向を受けて、ソフトバンクは、5Gではノキアとエリクソンを採用する方向になっています。KDDIについては、基地局に関しては以前よりもサムスン依存を強めることになっています。楽天は、ノキアを採用しています。

2019年現在の情報です。以下はミック経済研究所が公開している情報に基づいています。

ベンダー NTTドコモ KDDI Softbank 楽天モバイル
4G 5G 4G 5G 4G 5G 4G 5G
ノキア
(フィンランド)
エリクソン
(スウェーデン)
富士通
(日本)
NEC
(日本)
サムスン
(韓国)
Huawei
(中国)
ZTE
(中国)

ちなみに、一部のWebメディアでドコモがファーウェイの 5G 基地局を先行導入する可能性を報道していましたが、報道発表資料で明確に否定されています。

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