KDDIは、2019年9月30日をもって、実質的な4年縛りの「アップグレードプログラムEX」の新規受け付けを終了することをニュースリリースでアナウンスされました。
※ 本プログラムをご利用中の人は、新規受付終了日以降も本プログラムの継続利用は可能。
◆ 対象のプログラム
・ アップグレードプログラム
・ アップグレードプログラムEX
・ アップグレードプログラムEX (a)
・ アップグレードプログラム (a)
・ アップグレードプログラム (ジュニア)
・ アップグレードプログラム (タブレット)
アップグレードプログラムEXでは、まず、端末を48回割賦で購入します。そして、購入から25か月目以降に同じauに機種変更した場合にスマホを返却することで、移行の残債を免除するプランであることから、実質的に4年縛りになっていました。
総務省はこの4年縛りを問題視していました。そこで、10月に「改正電気通信事業法」の施行が予定されており、それにあわせてKDDIは終了することにしたようです。
softbankも似たようなプランがあるので「iPhoneを最大半額で購入できる」といううたい文句のプランはなくなると思います。ドコモが6月に導入した「スマホおかえしプログラム」では免除額を3分の1に限定したことで引き続きサービスとして提供される可能性があります。
ITエンジニアの方なら分かるかと思いますが、今回、楽天モバイルは新しくいわば高速道路を開通させてくれます。楽天モバイルは、その高速道路の開通に多額の費用を投資しています。
NTTドコモ、KDDI au、Softbankからユーザーを奪わなければ、投資費用を回収できません。つまり、楽天モバイルは低価格路線で攻勢をかけてくるのは必至であり、必ず価格競争は発生すると当方は考えています。
また、新しく高速道路を開通させてくれるので、現在のお昼の混雑もかなり緩和されることが期待できます。携帯キャリアが3社から4社になることで、価格の適正化と快適な通信の2つを利用者は期待することができます。特に、楽天モバイルの高速道路は非常に空いており現在の3キャリアよりもしばらくの間は高速通信が期待できると思います。
そして、利用者がバランスよく4社と分散されることで多くの人が快適な通信を行える可能性もあります。それを見越して、現在の3キャリアは使い放題のようなプランを解放しているのかもしれません。そのせいで、最近はdocomo、au、softbankのスマホも通信が遅いと感じている人は多いと思いますが、楽天モバイルが10月にスタートすれば状況が変わるはずです。