ＩＣＴ総研 は12月24日、山手線４Ｇ通信速度実測調査の結果をまとめました。
楽天モバイルの自社回線を使用したサービスは2020年春に開始予定となっています。現時点の楽天モバイル（MNO）と既存3キャリア（MNO）との通信速度の比較が公開されています。
◆ 測定地点
⇒ JR山手線 全29駅のホームとそれぞれの駅間（移動中）であり、全58地点。
◆ 調査実施日
⇒ 2019年12月19日
◆ 測定方法
⇒ 速度測定サイト「インターネット速度テスト」Googleで、1地点の下り（ダウンロード）と上り（アップロード）の速度を3回ずつ測定
結論としては、3キャリアよりも楽天モバイル（MNO）の方が通信速度が速い結果が得られています。現在多くの人が利用している楽天モバイル（MVNO）は、昼の時間帯はキャリア側の速度制限によりとても遅いですが、2020年春開始予定の自社回線の楽天モバイル（MNO）はそのような速度制限が発生しないことから、昼や夕方の混雑が発生することはありません。
Source：https://ictr.co.jp/report/20191224.html
現在、楽天モバイル（MNO）は5000人に対して無料提供されており、利用人数が少ないこともあり快適ということありますが、いずれにしても、現在の楽天モバイル（MVNO）よりも、通信速度という観点では快適になります。電波という観点では、docomo回線やau回線を使用している楽天モバイル（MVNO）の方が快適になります。
また、ICT総研では以下のように要約されていますが、4番目の全58地点中の6地点はau回線のローミングに切り替わったとありますが、来年3月以降は、その6地点もau回線へのローミングの切り替わりは発生しないことになる可能性が高いです。
■ 山手線の駅ホームおよび駅間 全58地点の下り通信速度は、楽天が35.1Mbpsでトップ。
■ 山手線の駅ホーム 全29地点の下り通信速度は、NTTドコモが37.7Mbpsでトップ。
■ 上り通信速度は、ドコモ、au、softbankが10Mbps前後なのに対し、楽天は33Mbps。
■ 全58地点中、楽天回線がau回線のローミングに切り替わった地点は、6地点。