NTTドコモ、KDDI au、Softbank:過疎地で5G共同設備、楽天モバイルは参加せず

NTTドコモ、KDDI au、ソフトバンクの3社は、人口が少ない過疎地で5G基地局の整備で協力することになりました。

この5G基地局の共同整備に、楽天モバイルは参加していません。。参加していないと言うか、参加させてもらえないと言うか、楽天モバイルにとっては厳しいニュースです。

携帯3社、過疎地で5G共同整備 費用抑え通信カバー

2020/9/5 21:30日本経済新聞 電子版

NTTドコモなど携帯大手3社は次世代通信規格「5G」について、人口が少ない過疎地での基地局整備で協力する。建設費用を分割し、都市部に比べ最大10倍にも上るインフラ整備コストを抑える。5Gは工場の自動化や遠隔医療の基盤として活用が期待される。少子高齢化などの課題を抱える地方で通信網が手薄になる事態を防ぐ。

KDDI、ソフトバンクを含めた3社で山間部などの人口が少ない地域で100局程度を建設することで合意した。数は今後さらに増やす。基地局の建設を分担したり、光ケーブルなどの伝送路を共同で整備したりして期間を短縮する。設備は3社で共用する。国や自治体の補助を受けることも想定し、山間部の工場などでの5G需要に応える。

費用を分割することでコストを削減する。3社は2021年6月までにそれぞれ1万局程度を整備する計画で今回合意した基地局数は全体でみると小さい。ただ、過疎地では基地局や交換機を結ぶのに必要な伝送路が整備されていない場合が多い。建設費用は1局当たり数億~数十億円と都市部に比べ8~10倍近くにも上る例もあるという。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63498360V00C20A9MM8000/

ちなみに、2020年4月1日にKDDIとソフトバンクは地方における5Gネットワークの早期整備を推進する合弁会社を設立しています。

以上のことからも、「コスト抑制しながら通信エリアのカバー」という観点では、KDDIとsoftbankの2社が5G通信の基地局整備では優位性があります。

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