ドコモ口座:利用者のためにチャージは継続、不正チャージは銀行とユーザー側で確認必要

ドコモ口座を利用した銀行預金の不正な引出しの件、被害を受けた人には全額補償する方向で銀行側とドコモが協議しています。

補償する方向であることは朗報でしたが記者会見の中で、不正チャージが行われたかどうかはドコモ側で把握することができないため、不正な銀行預金の引き出しはユーザー自身で確認し続ける必要があると伝えられました。

ドコモ口座を利用したチャージを停止すれば、不正な銀行預金の引き出しは行われませんが、NTTドコモとしては「多くの利用者がチャージを利用しており急に止めると影響が大きい」ということで、引き続きドコモ口座のサービスを提供し続ける方針を示しました。

NTTドコモは10日夕方、「ドコモ口座」で発生した不正利用について会見を開催した。10日12時時点で被害額が1800万円になったことも明らかにされた。

冒頭、丸山誠治副社長は、「ドコモ口座の本人確認が不十分だったことが原因」と語り、被害を受けた人にお見舞いの言葉を述べ、謝罪した。補償については、銀行と連携した上で全額を補償するよう進めている。

チャージ機能については、1日1万3000口座からチャージが利用されており、「急に止めると影響が大きい」とした。不正チャージかどうかを判断できるのは、銀行かユーザーだけで、ドコモ側では把握できないという。

丸山氏は「これまでは、既にお使いの方に向けたセキュリティだった」と述べ、ドコモ口座を踏み台にされるようなケースを排除するといった対策に甘さがあったことを認めた。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1276286.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加