楽天モバイルの決算発表で2020年11月時点の「累計の契約申込数」が発表されました。
申込者数は「160万人」です。この160万人は契約者数ではなく申込者数であり、解約者数は反映されておらず、正確な楽天モバイルの契約者数は不明です。
契約者数を公表してしまうと、2021年4月前後の大量解約の問題が露呈してしまうことから、2021年以降も「顧客獲得の右肩上がり」の資料とするための苦肉の策であると思われます。
2020年末の300万契約の目標は達成不可能な状態であるだけでなく、三木谷社長の発言にある「700万契約が損益分岐点になる。それまでは赤字だ」の700万人契約の獲得は、単純計算で3年前後かかることになります。(現在の増加スピードによる単純計算)
また、無料期間が終了する2021年3月~5月にかけて大量の解約者が発生する可能性が高く、このような現状を打破するためにも「プラチナバンドの獲得」や「iPhoneの販売開始」などの対策が必要になると思います。
また、auローミングが終了した地域のビル内で圏外となることが多く、何か問い合わせしたい状況になってもサポートセンターにはつながらない等の問題も改善する必要があります。
先日、楽天モバイルが打ち出した「ZERO宣言」の内容はとても良心的であり、各種手続きが無料である点はすばらしいと思います。
基地局の展開速度は大きく上昇しており、それが設備投資額の推移に表れています。
楽天モバイルの今後に期待しています。