ドコモの新プランとして発表されたアハモですが、実際にはサブブランド(格安ブランド)であることが指摘されています。と言いますか、もともとサブブランドとして発表予定でしたがメインブランドの値下げを要請した総務大臣の意向を受けて、サブブランドではなくてメインブランドの「新プランの料金」として発表した、という経緯があります。
アハモを利用するスマホの左上にあるネットワークオペレータ表示は「docomo」ではなくて「ahamo」と表示されていることからも分かります。※リリース後は修正される可能性あり。
ITmediaニュースでは、ahamoがサブブランドにしか見えない5つの理由を紹介しています。
Source:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/04/news113.html
理由1:ドメインがドコモ公式サイトと別
→ ドコモの料金プランであるにも関わらず、別ドメイン(ahamobile.jp)で公開
理由2:スマートフォン上のネットワークオペレーター表示
→ SIMカードを挿した時、スマホの左上が「docomo」ではなく「ahamo」となる
理由3:ドコモユーザーでも「MNP転出手続き」が必要
→ ドコモユーザーであるにも関わらず、料金プラン変更ではなくMNPで転出が必要
理由4:ドコモの契約とまとめられない
→ 請求を1つにまとめられないし、ファミリー割引などの枠に電話番号は入れられない
理由5:端末はahamo専用サイトからの購入に
→ ahamo回線で購入できる端末は従来のドコモ回線とは別になる
IT mediaニュースではahamoの問題点(気を付けるべき点)として6つを挙げられています。
気をつけるべき点 1:申し込みやサポートはWebまたは専用アプリ
気をつけるべき点 2:契約は「20歳以上」から(利用者は未成年も可)
気をつけるべき点 3:FOMAエリアでは使えない 海外ローミングエリアも異なる
気をつけるべき点 4:ドコモの既存プランからの移行は「MNP」が必要(サービス開始当初)
気をつけるべき点 5:既存の割引は併用不可
気をつけるべき点 6:ドコモメールは利用不可
また、ドコモの契約年数がリセットされる問題点もあります。実質的なサブブランドなので。
要するに、KDDIのUQモバイル、ソフトバンクのワイモバイルと同じ様なサービスであることが分かります。異なる点としては、UQモバイルやワイモバイルでは実店舗があり、その店舗でサポートがあるのに対して、アハモバイルでは実店舗がないという点です。
サブブランドと表現せずに、メインブランドの新しい料金プランとして発表した結果、現在のキャリア利用者から好評であったことから、ドコモの戦略は成功したと言えます。もちろん、ウソはいけないので、以下の通り5月までにその手続きにおいても整合性を取る予定です。