NTTドコモが5Gギガホの新プラン(5Gギガホ プレミア・ギガホ プレミア)を発表しました。
5Gギガホ プレミアでは無制限の通信を月額1000円の値下げをして月額6,650円(割引前)、ギガホ プレミアは月額600円の値下げをして月額6,550円(割引前)となります。
ギガホ プレミアと5Gギガホ プレミアは100円しか変わらないので、ギガホ契約の場合には、5Gギガホ プレミアで契約することをお勧めします。
5Gギガホ プレミアの月額6,650円は、以下の3つの条件を満たすことで割引後は月額4,480円で利用することも可能です。
・ 家族3人でドコモを使用
・ 固定回線(ドコモ光)の契約
・ dカードの契約
なお、3GBまでの通信の場合には月額5,150円で利用することができます。
使い放題プランが月1000円も値下げで満足している人もいれば、値下げ幅が不十分だと思う人もいると思いますが、NTTは4.3兆円を回収する必要がありこれ以上は厳しいと思います。
※ NTTがNTTドコモを完全子会社するTOBで買い取り総額が4.3兆円となりました。
ドコモの値下げ幅が限定的で、楽天モバイルは活路を見出す
NTTドコモの実質的なサブブランドであるアハモバイル(20GBで月額2980円)が出た際には完全な楽天モバイルとMVNOつぶしであり、ドコモの使い放題のプラン(5Gギガホプラン)の料金値下げがどうなるのか関係者は心配だったと思いますが、ドコモの新プランの値下げは、月額600円値下げ・月額1000円値下げと限定的なものとなりました。
NTTドコモと楽天モバイルとではカバーエリアに大きな差がありますが、今回のドコモの発表を受けて料金面での差別化を図ることができるようになりました。※ 別に批判するわけではありませんが、カバーエリアだけでなく電波品質とサポート面でも差がありますよ!
◆ NTTドコモ:使い放題で月額6,650円(割引前)+かけ放題で月額1,700円
◆ 楽天モバイル:使い放題で月額2,980円(アプリ使用時の国内通話は無料)
ただし、月20GBくらいで十分と考えている利用者にとっては、現行の楽天モバイルの料金のままである場合、楽天モバイルよりドコモのアハモを選ぶ人は多いと思います。
楽天モバイルは利用者にアンケートなどで料金に関する調査を行っており、新たな料金プランの追加も模索しています。遅くとも来年2月の決算発表では対策案が提示されると思います。