端末エミュレーター「TCPLink Enterprise Server」新バージョンを販売開始
~ クラウド対応と純正エミュレーターとの互換性を強化 ~
・ キヤノンITソリューションズ 2021年1月14日
キヤノンITSは、端末エミュレーター「TCPLink Enterprise Server」の新バージョンを2021年1月14日より販売開始します。
「TCPLink」シリーズは、キヤノンITSが開発・販売を行う端末エミュレーター製品で、IBM・富士通・日立・NEC各社メインフレーム向けのオンライン端末機能を提供し、幅広い業種で、過去のプログラムを生かした基幹業務システムの安定利用を実現してきました。
メインフレームは、その堅牢性から企業の基幹業務システムで広く使用されており、システムに高い信頼性・安定性が求められる金融、製造、流通の各業界では、今後も継続的な利用が見込まれています。一方、企業のビジネス基盤を支えるシステム基盤・プラットフォームがクラウドにシフトする中、基幹業務のフロントエンドを支える端末エミュレーターにおいてもクラウド環境での対応が必要となっています。
このような市場ニーズにお応えするため、キヤノンITSは「 TCPLink Enterprise Server 」の新バージョンでAWS・Azure環境に対応し、お客さまのサーバー維持コスト削減やシステム運用負荷の軽減を実現します。
また、新バージョンでは、IBM i向け純正エミュレーターとの互換性を強化しました。純正エミュレーターで使用していたプリンター定義ファイル(Printer Definition File: PDF)の対応、データ転送用の対応ファイル形式の追加など、印刷機能とデータ転送機能を中心に強化し、既存資産を活用したスムーズな移行を支援します。
キヤノンITSは、25年以上におよぶ「TCPLink」シリーズの製品提供とサポート実績を生かし、メインフレームとそのシステム資産の継続的な活用を今後も支援していきます。