楽天モバイルが総務省に提出した資料から、楽天モバイルが総務省の電波政策懇談会の場で、NTTドコモ、KDDI au、ソフトバンクの保有するプラチナバンドの再配分を2022年10月から開始するように希望していることが分かりました。
これが実現した場合は、数年後には楽天モバイルの電波は大きく改善する可能性があります。上手くいけば2025年頃には快適な通信を楽天モバイルでも実現できるかもしれませんが、この楽天案は3キャリアにデメリットしかないことから、3キャリアはプラチナバンドの再配分には難色を示しています。
現在、ユーザーからの圏外報告(主に地下や商業施設)が多発していることもあり、楽天ではプラチナバンドを取得することに全力で努力しています。以下の通り、プラチンバンドを取得している3キャリアと、プラチナバンドを保有していない楽天モバイルとではつながりやすさという点では大きな差があります。
現状は、楽天にはプラチナバンドの割り当てがないだけでなく、1.7GHz帯のみしか割り当てられていない状況です。
楽天モバイルの周波数の再配分方策は以下の通りです。
要約すると「3キャリアは15MHz×2を10MHz×2に縮減して、5ⅯHz×2を返上せよ」です。
当然ながら、3キャリアはプラチナバンドの分割に対して難色を示しています。
従来MCA (845-855MHz/930-940MHz) の跡地利用については「今回は希望しない」という見解となっています。