キオクシア、ソニーグループ、ソフトバンク、デンソー、トヨタ自動車、NEC、NTT、三菱UFJ銀行が出資した半導体製造会社Rapidus(ラピダス)が、ベルギーの半導体の研究機関と開発で連携していくことになりました。
べルギーの半導体研究機関と連携、経産相 ラピダス念頭
2022年12月6日 11:24西村康稔経済産業相は6日の閣議後の記者会見で、ベルギーに本拠を置く半導体の研究開発機関「imec」(アイメック)と次世代半導体の開発で連携していくと明らかにした。日本ではトヨタ自動車やNTTなどが出資する新会社ラピダスが次世代半導体の国産化を目指しており、imecと協力していく見込みだ。
西村氏は「半導体製造プロセスの分野でimecと連携していくことは極めて意義がある」と述べた。imecは次世代半導体の製造に欠かせない「EUV(極端紫外線)露光」製造技術に関する知見などを持つ。ラピダスが2027年を目標とする、回路線幅が2ナノ(ナノは10億分の1)メートル相当の半導体の量産の実現に向けて連携する。
imecは非営利の国際的な研究機関で、エレクトロニクスなどの先端技術に関する共同研究プロジェクトを主導している。台湾積体電路製造(TSMC)をはじめ半導体メーカーや装置、素材メーカーなどが社員を派遣している。
6日午後に経産省内でimecのルク・ファンデンホーブ最高経営責任者(CEO)とラピダスの小池淳義社長が協力覚書(MOC)の署名式を開く。西村氏とベルギーのヤン・ヤンボンフランダース政府首相も参加する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA061RG0W2A201C2000000/