NTT東日本は、国内空港で初めて、遠隔にいる1名の監視者が最大3台の車両を監視する実証実験を行いました。2025年をめどに、旅客ターミナル間の連絡バスの遠隔型自動運転を目指しているようです。素晴らしい試みです。
ローカル5G等を用いた複数台遠隔型自動運転バス実証を成田国際空港で開始
～ 実証2年目は第1～第3旅客ターミナル間で最大3台の同時自動運転を志向 ～
NTT東日本グループ
2022年12月15日 ニュースリリース
NTT東日本は、ティアフォー、KDDI、NAAとコンソーシアムとして合同で、本日2022年12月15日より成田国際空港第1～第3旅客ターミナル間の、ローカル5G等を用いた最大3台の車両による遠隔型自動運転の実証実験を開始します。
本日より2023年2月28日まで、国内空港で初めて、遠隔にいる1名の監視者が最大3台の車両を常時監視する実証実験を行い、2025年を目途に空港制限区域内における旅客ターミナル間連絡バスの遠隔型自動運転の実装をめざして取り組みを推進します。
本実証は、国土交通省主催「空港制限区域内における自動走行の実現に向けた検討委員会」における自動運転レベル4相当の導入に向けた実証実験の枠組みおよび総務省が推進する「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に、2021年度に引き続き参画し、旅客ターミナル間連絡バスへの自動運転の実装をめざした取り組みの一環として行うものです。
コンソーシアム各社の役割
◆ NTT東日本
・「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」におけるプロジェクト管理
・ ローカル5G通信環境の構築
・ 空港の屋外環境における4.8GHz帯における電波伝搬特性の解明
・ 同周波数帯を用いたローカル5Gを利用して自動運転車の複数台走行を行う際に必要な伝送を想定したローカル5Gシステムの通信性能の評価
◆ ティアフォー
・ 国土交通省航空局主催「空港制限区域内における自動走行の実現に向けた検討委員会」におけるプロジェクト管理
・ 自動運転車両提供
・ 自動運転システム、遠隔監視システムの開発、実証評価
・ 無線冗長システムの開発および実証評価 等
◆ KDDI
・ キャリア通信（5Gおよび4G）提供
・ 遠隔監視におけるキャリア通信のデータ収集や解析および品質調査 等
◆ NAA
・ 実証フィールドの提供
・ 空港における課題抽出、実証評価 等