本日の楽天の決算発表で、現在の楽天モバイルの契約者数が公開されました。
MNOとMVNOの合計で506万契約となっています。3か月前は518万契約でした。
MNOとMVNOともに契約者数が減少しており、ピーク時より62万契約を失っています。
NTTドコモ、KDDI au、Softbankは契約者数が増加する一方、楽天モバイルだけが契約者数が減少している状況が続いています。また、今後は人口減少の影響を受ける可能性があります。
◆ NTTドコモ:86,542,900・・・65万契約の増加
◆ KDDI au:63,255,100・・・84万契約の増加
◆ Softbank:50,215,000・・・86万契約の増加(ワイモバイル含む)
◆ 楽天モバイル:506万・・・12万契約の減少(MNO+MVNO)
楽天モバイルでは7月1日から0円プランを終了しましたが、4か月間は実質0円としました。そして、11月1日からは完全有料化となったことから、ある程度は業績改善に貢献することになることが期待されましたが、以下の通り、4Qでも1126億円の営業赤字となりました。
※ 楽天グループが本日発表した2022年12月期連結決算は、純損益が3728億円の赤字。
資料では「継続的に改善」とありますが、契約者数の減少が続いており2023年度中の黒字化の実現は厳しい状況にあります。
ただし、以下のコスト削減が功を奏し、減少し続けている契約者数が大幅に増加していけば、状況が変わる可能性もあります。
三木谷さんはモバイル事業の撤退の意思はありませんが、今年が正念場となりそうです。