楽天モバイルの契約者数(2023年3月末時点)が公開されました。
現在の楽天モバイルの契約者数は、MNO 454万、MVNO 47万の合計501万契約です。3か月前の契約者数の498万から3万契約増えています。
※ 資料は2023年1Qに定義を見直したことで、過去分についても遡及修正されています。
楽天モバイルは1200万契約を目標に掲げていますが、現在の増加ペースですとあと50年以上の期間が必要となってしまいます。現状の低迷を打破すべく、KDDI auローミングが行われているパートナー回線エリアでも無制限に利用できることを本日発表しました。
楽天からKDDIへのローミング費用の支払いは増えてしまいますが、現状の契約者数の伸び悩み状況を改善するためのプランです。料金プランはそのままの税込3,278円です。
昨日発表されたKDDIと楽天との新ローミング協定の締結により、楽天モバイルが実質的にKDDIのサブブランドのような位置づけになってしまったような気もしますが、楽天モバイル契約者にとっては以下の資料の通り、今までよりもデータ通信が快適になります。
楽天モバイルは、2023年中の単月営業黒字化を目標としていますが、本日発表された資料から分かる通りほぼ不可能と言えます。契約者数の増加ペース次第ですが、現状のペースですと2023年だけでなく2024年に黒字化を達成するのも厳しいかと思います。
ただし、本日発表された税込3,278円の新プラン(パートナーエリアも無制限通信)に人気が出て現状を打破してくれるかもしれません。楽天モバイルの今後に注目です。