テストなどのために自分自身の端末に通信することをループバックと言います。
そして、自分自身を示すアドレスのことをループバックアドレスと言います。開発環境ではローカルなIPアドレスが役立ちます。Windows開発環境の場合は、loopback adapterを利用することで開発環境で有用な(ローカル使用される)ループバックアドレスを設定できます。
ちなみに、プライベートIPアドレスを使用して待ち受けを行うと、他のPCから自身が担当する開発システムに不正アクセスされる可能性がありますが、開発環境でループバックアドレスを使用すれば「 外部からの不正アクセス(不正利用)が発生しない 」メリットがあります。
※ このループバックアドレスを用いる利点は、ネスペ試験で出題された内容だったりします。
◆ Windows 7で「 Microsoft loopback adapter 」は次の手順で追加できます。
Step1:スタートボタンを押して検索窓で「 hdwwiz 」と入力します。
Step2:ハードウェアの追加ウィザード画面が表示されるので「次へ」を押します。
Step3:「一覧から選択したハードウェアをインストールする」を選択します。
Step4:共通ハードウェアの種類で「ネットワークアダプター」を選択します。
Step5:Microsoftの「Microsoft Loopback Adapter」を選択します。
Step6:「次へ」を押します。
Step7:これでインストールが完了です。
Step9:「コントロールパネル ⇒ ネットワークと共有センター ⇒ アダプターの設定の変更」の以下の画面で、以下の通り「Microsoft Loopback Adapter」を確認することができます。
Microsoft Loopback adapterへのIPアドレスの設定は、他のインターフェースと同じようにIPv4アドレスを設定する場合には以下の手順で設定すればよいだけです。
Windows 7で「 Microsoft loopback adapter 」を追加、設定する手順は以上となります。
ちなみに、ネットワークエンジニアやインフラエンジニア的には常識なのかもしれませんが、開発チームの部署の人に教えてあげると非常に喜んでくれました。