Cisco製品のイコール(=)型番のあり・なし

Ciscoの製品型番で、特に拡張モジュールやライセンスにおいて型番の語尾にイコール(=)があるもの、イコール(=)がないものがあります。これらの違いは何かを説明します。

◆ ライセンスのイコール(=)あり・なし

ライセンスの型番におけるイコールあり、イコールなしの違いはCiscoサイトで以下のように解説されています。説明内容をそのまま抜粋したいと思います。

< イコール無し >
Right to UseでありPre install型番。
機器購入時にライセンスのInstallされて出荷されます。

< イコール有り >
Spare型番。
PAK keyが発行され、お客様にてライセンスファイルを入手頂きます。

つまり、プロダクトといっしょに事前にライセンスがインストールされてくるのか、あるいはスペアとして入手して、しかるべきタイミングで自身でインストールを行うのか、ということなので大きな違いがあります。得られる製品は同じですがプリインストールとして必要なのかスペアとして必要なのか、しっかりと事前確認するようにしましょう。

◆ 拡張モジュールのイコール(=)あり・なし

拡張モジュール型番に関するイコールあり、イコールなしについても、ライセンスと基本的に同じような考え方となります。

・ イコール(=)なし: 組み込み型番

・ イコール(=)あり: 単体発注型番

よく発注する10GのSFPモジュールを例に考えてみます。以下の製品のどちらを発注しても、物理的に同じ10GのSFPモジュールを得られます。

・ SFP-10G-SR
・ SFP-10G-SR=

ただし、イコールなしである「 SFP-10G-SR 」を注文した場合は、Ciscoから出荷される際に同時にCatalystスイッチなどを購入している場合には組み込み(搭載)してくれた上で、発送してくれます。

一方、イコールありである「 SFP-10G-SR= 」を注文した場合には、一緒に購入するCatalystスイッチなどには搭載されずに別々の箱などに分けて到着します。

つまり、追加で10Gモジュールを購入したい場合、スペアとして10Gモジュールを購入したい場合などは、イコールありの「 SFP-10G-SR= 」の型番を指定してオーダーします。

・ 参考:SFP-10G-SR と SFP-10G-LR の違い

ちなみに当方の場合は、組み込むモジュールが少ない場合には、わざとイコールありの型番を指定して、本体となるCatalystスイッチやNexusスイッチなどに自分でモジュールを搭載してコンソールで見ながらどのようなログが出力されるのかや、ステータスがどのように遷移していくのかを確認するようにしています。構築時のトラブル対応に役立つ場合もありますから。

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