株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は12日、SD-WANサービス「Master’sONE CloudWAN」のラインアップを拡充し、インターネットを介さない網構成で利用できる「Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージ」を、7月5日より提供開始すると発表した。記者説明会では、新サービスを提供する狙いやサービス概要についての説明が行われている。
大企業を中心にSD-WANの導入が拡大する中、NTTPCでは、2017年5月から、日本企業向けSD-WANサービス「Master’sONE CloudWAN」を提供している。同サービスは、NTTPCと、シリコンバレーにおけるNTTのイノベーションセンターであるNTT Innovation Instituteが共同で開発したもので、日本企業に必要な機能を優先して搭載。また、中堅・中小企業および多拠点展開企業のネットワークインフラ課題を解決する機能に絞って提供することで、シンプルで安価な料金体系を実現している。さらに2018年1月には、日立のSD-WANソリューションへの採用が決定し、注目を集めていた。
Source:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1127134.html
今回、提供開始する「Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージ」は、「Master’sONE CloudWAN」の新たなサービスメニューとして、アクセス回線にNTT東日本・NTT西日本の「フレッツ」を用い、NTTPCが提供する閉域ネットワークでSD-WAN機能を利用できるようにしたもの。インターネット経由ではなく、閉域ネットワーク上でSD-WAN機能の利用を可能としたのは、国内VPNサービスではこれが初めてという。
NTTPC 代表取締役社長の田中基夫氏は、「ネットワーク関連商品やサービスは、中堅・中小企業にとって扱いにくく、リードタイムも長いのが現状となっている。これに対して、『Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージ』は、当社が開発した国産SD-WAN機能を『フレッツ』の閉域ネットワークで、迅速かつ容易に利用することができる。今後、さらにクラウド化が進展し、ITの組み合わせでさまざまなサービスが簡単に作られていく中で、今回の新サービスを、日本の中堅・中小企業にフィットした使いやすいネットワークの部品として展開していく」と、新サービスの方向性を述べた。
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アクセス回線のフレッツの接続方式には、従来のIPv4 PPPoE接続ではなく、IPv6 IPoE接続を採用していて、遅延が少ない企業ネットワークを構築できるとされています。
SD-WANを利用する側のITエンジニアではなくて、SD-WANのインフラを設計・構築する側のネットワークエンジニアは高度な技術力が要求されますが、高収入ネットワークエンジニアを目指すのでしたら、精通しておきたい技術と言えます。
無理をせずに、ネットワークエンジニアとして少しずつスキルアップしていきましょう。