CCIEの取得者数は、Ciscoさんの公式Webサイトで以前は以下のように国別ごとに公開されていましたが、現在は公開されていません。これは9年ほど前にキャプチャした画像です。
ちなみに、日本人のCCIEは2006年1月1日には677名、2010年4月30日には1143名でした。そして、WorldWideで20,860名です。
CCIE Vital Statistics | ||
Date | Japan | WorldWide |
01.01.2006 | 677 | 12862 |
02.01.2006 | 691 | 12967 |
03.01.2006 | 710 | 13060 |
04.01.2006 | 729 | 13161 |
05.01.2006 | 743 | 13299 |
06.01.2006 | 754 | 13417 |
08.01.2006 | 777 | 13602 |
09.01.2006 | 784 | 13756 |
10.01.2006 | 794 | 13885 |
11.01.2006 | 800 | 14056 |
12.01.2006 | 811 | 14141 |
01.01.2007 | 814 | 14116 |
02.01.2007 | 821 | 14177 |
04.01.2007 | 850 | 14387 |
08.01.2007 | 896 | 15062 |
11.01.2007 | 923 | 15658 |
03.25.2008 | 992 | 16355 |
08.01.2008 | 1027 | 17660 |
09.09.2008 | 1030 | 17840 |
10.10.2008 | 1032 | 18084 |
11.24.2008 | 1051 | 18451 |
01.06.2009 | 1072 | 18674 |
02.23.2009 | 1089 | 19134 |
05.18.2009 | 1104 | 19752 |
06.26.2009 | 1115 | 20003 |
09.24.2009 | 1149 | 20690 |
10.26.2009 | 1151 | 20782 |
12.01.2009 | 1150 | 20800 |
01.06.2010 | 1141 | 20810 |
02.05.2010 | 1142 | 20864 |
03.05.2010 | 1141 | 20881 |
04.30.2010 | 1143 | 20860 |
2013年3月2日時点の情報では以下となっていました。
World Wide | 2011/2/17 | 2012/1/9 | 2013/3/2 |
Total CCIEs | 22,741 | 26,564 | 38,005 |
CCIE R&S | 16,647 | 17,320 | 27,552 |
CCIE Security | 2,537 | 3,794 | 4,264 |
CCIE SP | 1,951 | 2,885 | 3,142 |
CCIE Voice | 1,414 | 2,291 | 2,341 |
CCIE Wireless | 42 | 93 | 64 |
そして現在ですが、海外の合格体験記でアップされているCCIE番号を見ると、ワールドワイドでは約6万人ほどの認定者数となっています。ただし、CCIEの番号は永久欠番であることから6万人のCCIEがいるというわけではありません。失効した人も多くいらっしゃいます。
CCIE取得者はこれからも増えていくことから、資格価値を形成する1つである「希少価値」は失われつつありますが、CCIEの資格価値を形成するそれ以外の要素は健在です。
・ CCIEは、ネットワークエンジニア業界で最も評価される最高位の資格
・ CCIEは、実際のネットワークエンジニアの仕事で最高に役立つ資格
・ CCIEは、NWエンジニアが習得すべき一定の英語力や目標達成力も証明できる資格
・ CCIEは、CCIEロゴを名刺に入れられて、NW技術力を一瞬で客観的に証明できる資格
そして、CCIE R&Sを取得できた方は自信を持って次のステップに行けますよね。個人的にはこれが大きいと思います。土台が確立していないのに上位層に踏み込むのか、土台が確立して上位層に踏み込むのかとでは、設計・構築の品質に少なからず差が生まれます。
※ もちろん、ネットワーク技術力の土台を確立するのにCCIE取得は必須でありません。
CCIEを取得している方(あるいはそれに準ずるスキルを有する方)は、ネットワーク技術力の土台が確立しているので、上位層に踏み込んでいく際の理解力や吸収力は強いはずですから、必然的に高度な技術力が必要なアプライアンス製品にも精通するようになるはずです。
以上の通り、これからCCIE取得者数が増えていったとしても上述のようなCCIEの素晴らしい資格価値は失われることはないと考えています。もちろん、以前に申し上げた通り、資格試験としては異常な高額受験料が必要となるので、なるべく支援が得られやすい会社で仕事したりCCIEが評価されやすい(活かせやすい)会社でお仕事をすることは重要です。