iPhone7 SIMフリー機を入手した人は、どこのSIMカードを利用しているでしょうか。
快適にエンジョイしたいヘビーユーザーは、docomo、au、softbankと契約して20GBプランを楽しむかと思いますが「音声通話も少なく3GBや6GBで十分なユーザー」は、iPhone7 SIMフリー機をゲットして、格安SIMを選ぶ人が多いかと思われます。
ちなみに、格安スマホ向けの「格安SIMの利用者シェア」は、2015年度は以下の通りでした。
そして、2016年はなんと第3位にいきなり楽天モバイルが食い込んできました。
トップ3は以下となっており「音声通話利用、通信容量3G」が前提で月額1600円です。
第1位:OCNモバイルONE
第2位:IIJmio
第3位:楽天モバイル
大手3キャリアは、 標準的なプランで月額7000円ですが、20Gで6000円というプランを出したことから「docomo、au、softbank」と契約する多くの方はこれを利用するでしょうから、1700円+300円+6000円で月額8000円という利用者が多くなるかと思われます。
・ docomo:ウルトラデータLパック(20G – 月6000円)
・ KDDI au:スーパーデジラ(20G – 月6000円)
・ Softbank:ギガモンスター(20G – 月6000円)
3キャリアは毎月7560円以上を請求したいという思惑
3キャリアとしては、利用者一人あたりから、毎月7560円以上の利用料金を必ず得たいという思惑から、毎度色々な手法で料金プランを出してきましたが、今回もそれを実現しています。
ですが、今回はキャリアにとってリスクのあるプランでもあります。20GBプランを契約した場合、固定回線を解約する人が多くなるのではないでしょうか。また、20GBの契約者が多くなるとインフラ増強のために相応な設備投資が必要になってくるかもしれません。もちろん、着実に格安SIMの利用者が増えてきているので、状況を見ながらの判断になるでしょうが。
5G(5000円)と20GB(6000円)なら、多くの人は20GBを選ぶでしょうから、2年間の利用料金は次の通りです。1年後にテザリング代が別途1000円発生するとしていますが、いつものパターンでこれは1年後も無料になる前提として算出しています。
◆ NTTドコモ、KDDIau、Softbankを利用する場合
・ 24か月 ×(1700円+300円+6000円)× 1.08 = 207360円(カケホーダイライト)
・ 24か月 ×(2700円+300円+6000円)× 1.08 = 233280円(カケホーダイ)
◆ 格安SIMを利用を利用する場合(IIJmio)
・ 24か月 ×(1600円)× 1.08 = 41472円(3GBプラン)
・ 24か月 ×(2220円)× 1.08 = 57542円(6GBプラン)
つまり2年後には約16万円以上の差が出ています。もちろん、キャリアでは毎月サポート割引があり、合計6万円前後を負担してくれるので、正確には2年後の差は約10万円となります。そして、4年後の差は約26万円となります。
iPhone7 SIMフリー機を8万円で購入して、例えば4年間使用すれば、キャリアの利用者よりも4年後には約18万円の現金が多く手元に残り、iPhone 7 SIMフリー機も手元に残ります。
ただし、以下の条件のいずれかに合致する人は「docomo、KDDI au、Softbank」と契約することの方がメリットが大きいことは間違いありません。私の場合は以下「1」に合致するのでdocomoさんとの契約は永続的です。iPadなどは格安SIMカードでいいのですが。
1. 音声通話が多い人(カケホーダイなどの24時間定額は大きなメリット)
2. 快適な速度で、通信容量を気にせずストレスなくデータ通信をしたい人
3. 固定回線をなしにして、PCのデータ通信も快適にデザリング通信したい人
ご注意頂きたいのは、格安SIMでも6GBプランや10GBプランがありますが、スマホ利用では大きなストレスなくデータ通信できますが、格安SIMの場合、テザリングによるPCでの通信はストレスを感じることが時々あります。快適に通信できる時と、できない時の差が大きい。PCでのデータ通信が多い人が格安SIMを利用する場合、自宅で固定回線の契約をお勧めします。
家族の人数、利用形態、考え方によって色々だと思うので、
自分にとってメリットのある契約形態にしましょう。以上、ご参考になれば幸いです。