2021年3月末にMVNOによる回線契約数が約1300万回線(前年比 13.4%)になるとMM総研が予測を出しました。
MVNO市場の縮小の要因として、以下の3つの理由を挙げられています。
◆ 楽天のMNO参入
◆ KDDIによるUQモバイルの統合
◆ 3キャリアの料金値下げ、サブブランドへ移行手数料の無料化
Source:MM総研 独自サービス型SIM 21年3月末は初の前年比純減に
2020年9月末時点でのMVNOのシェアは次の通りであり、楽天モバイルがMVNOの新規受付の停止や、楽天MVNOから楽天MNOへ移行した人も多くいたことが順位変動の要因です。
Source:MM総研 独自サービス型SIM 21年3月末は初の前年比純減に
21年3月末のMVNO縮小といっても、今後はIoT向けでは伸びていく可能性があり、23年以降再び増加に転じると予測しています。
Source:MM総研 独自サービス型SIM 21年3月末は初の前年比純減に
個人のスマホ向けの格安SIMは確実に減少していく傾向は顕著であり、以下の4社で寡占状態になる可能性が高いです。
・ NTTドコモ(サブ:アハモバイル)
・ KDDI(サブ:UQモバイル)
・ ソフトバンク(サブ:ワイモバイル)
・ 楽天モバイル
楽天モバイルは2021年は勝負の年となります。楽天には圧倒的な楽天経済圏という強みがありますが、モバイル事業の成功は容易ではありません。仮に事業がうまくいかず3社寡占という結果となれば、6Gには結局値上げとなり既得権益側の勝利となる可能性もあり要注目です。